つるみん

飢餓海峡のつるみんのレビュー・感想・評価

飢餓海峡(1965年製作の映画)
3.8
名作と呼ばれる理由、filmarksでも高評価なのが納得です。

内容は、
昭和22年に青函連絡船沈没事故と北海道岩内での大規模火災が同時に起きる。火災は質屋の店主を殺害し金品を奪った犯人による放火と判明。そして転覆した連絡船からは二人の身元不明死体が見つかった。それは質屋に押し入った三人組強盗のうちの二人であることが分かる。函館警察の弓坂刑事は、事件の夜に姿を消した犬飼多吉という男を追うのだが……。

三國蓮太郎の前半と後半の風格含め、演技がまるで別人。

今の時代と違って髪の毛や血液などのDNA鑑定などが出来ない分、捜査範囲を徐々に広げ、推理力を働かせながら犯人を追い詰めるのは〝時代〟を感じます。

サスペンスとしてもヒューマンドラマとしても良く出来ている構成であって圧巻の一言。3時間だからこそ伝えられるものがあります。
ラストは何となく勘付きましたが波が打ち付けると共に余韻が残る最後となっていました。

若かれし(高倉)健さんも出ているとは思わなかった!!でもやっぱり舞台は北の方なんですね笑笑
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