今日もおうちで映画鑑賞。
2本目は、実話を基にした物語。
冤罪で終身刑の身である兄ケニーをサム・ロックウェルが演じ、無実の兄を助けるために奔走する妹ベティ・アンをヒラリー・スワンクが演じる。
この2人の共演には否が応でも期待が高まるというもの。そして、実際にふたりの演技は素晴らしかった!
冤罪は怖い。
1989年にDNA鑑定が出来る様になってから、判明した冤罪は200件をゆうに超えるそうだ。科学捜査の進化は、警察にとってもシロクロはっきりするから良かったのではないかな?(警察だって人間だもの)
それでも、このケニーの事件は、科学捜査以前に、明らかに杜撰な捜査且つ悪質で脅迫めいた偽証の強要が行われたようだ。つまり、ケニーは陥れられたのだ。
妹のベティ・アンは、兄を助けるために法律を学び始める。(そういう発想になるところがすごいよね)
ロースクールで出会った、ミニー・ドライバー演じる同世代の友人との友情にもグッと来た。実に素敵な関係だ。
そして、ついには42歳で司法試験を突破し、晴れて弁護士になる。そして、実に18年の歳月を経て、無罪を勝ち取る。
しかし、実際のこの兄妹のその後は、美談とは程遠いようだ。本当のところは分からないけれど、兄妹の絆とベティ・アンの信念には心を打たれたし、見応えのある作品だった。