JT

グラディエーターのJTのレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
4.0
英雄とは

2019年38本目: 原題『GLADIATOR』

名作なのでもう言葉にする必要はないと思いますが
キャストが凄いですね
ラッセル・クロウはもちろんなんですがホアキンの美しい悪役っぷりに魅入ってしまいました
悪役が際立つ作品はやはり素晴らしいなと
悪は悪、善は善、みたいな極端な写し方をしていなくて、どちらも人間らしさがあり
善悪のどちらも兼ね備えていてそれを演じるのもすごいけど脚本もやっぱりすごい
映像も生々しく血腥さや泥臭さから心地の良い自然や光の映像美までそれだけで名作と言われるのに十分なほど伝わってくる

ラッセル・クロウを英雄と呼ぶことになんら異論はないが、コニー・ニールセン演じる女性もまたひとりの英雄だろう
女として母親として姉として民の上に立つ者として、あらゆる立場にあるにも関わらず顔を変えずに信念のために愛する者のために行動する
その屈することのない志を持つ者もまた英雄だ
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