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グラディエーターのprocerのレビュー・感想・評価

グラディエーター(2000年製作の映画)
4.2
  古代ローマ帝国を題材にしたフィクション作品。
 ミッション・トウ・マーズを観に行ったとき初めて映画CMを観て、
 魂を感じました(笑)
  漢(おとこ)の映画!ですね。
 監督は「エイリアン」「ブレードランナー」のリドリー・スコット。
 映像にこだわりをみせる監督だけあって、
 はっと思わせる一瞬があります。
 無敵の剣闘士(グラディエーター)、
 主役のマキシマス将軍を演じるのはラッセル・クロウ。
 そのその存在感、百戦錬磨を感じさせる剣捌きや、
 ふとした哀しみをおびた眼に説得力があります。
  対するにっくき敵役、コモドゥスを演じる
 ホアキン・フェニックスと
 存在感の上でも戦っているように感じました。
 このホアキンは「スタンド・バイミー」等で
 素晴らしい演技をみせて、
 残念ながら若くしてこの世を去った
 リバー・フェニックスの弟なのはいまや周知の事実。
 また主人公マキシマスの息子役には、
 あの感動作「ライフイズビューティフル」で非常に印象的な息子役
 ジョズエが出演しています。似ているなと思いましたが、
 エンディングクレジットで確認しました。
  コロシアムや古代ローマの街並みをCGで再現しており、
 時代背景に厚みを持たせています。
  
  この映画は音響と映像でずいぶん印象が変わります。

 DTS環境のある方は、是非
この作品を再生してみて下さい。
音の作り込みがスゴイです。
もちろん作品としても、
ホアキンの凄さを知った作品であり
納得の脚本。
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