サイコパス殺人鬼の密着ドキュメンタリーのような不快映画。
主人公の内面的感情を語り部として置き、主人公の動向にずっとカメラを向け続けるという気味の悪い演出。サイコパスが考えていることを行動に移すまでを映画上映中ずっと再生されるという殺人鬼ライド式映画。まさに密着殺人鬼というところ。
とにかく俳優さんが凄い。主人公がただ犯行を起こすだけという映画にも関わらず、主人公が犯行に及ぶまでのグズさ、緊張による汗の滴り具合、挙動の仕草といった「現実でのサイコパスキラーってこんな感じなのだろうな」と思わせる演技力が凄まじかった。
主人公が犯行を起こすぞ又は行動に決め手がかかるぞというところでキリッと変わる音楽もまあ不気味。見ている視聴者をただ不快にさせる映画としてはとてつもなく強烈で良作であると感じた。
この監督は多分まじで狂ってるぞ
