aaaakiko

サスピション/殺意の香りのaaaakikoのレビュー・感想・評価

サスピション/殺意の香り(1998年製作の映画)
5.0
My birthday記念に、完全にpost機会を逃してしまったタリア・シャイア主演のC級サスペンス作品をコソコソ投稿。急がないと日付が変わる…みなさんスルーお願いします。

普通につまらないけどタリア加点で5点。平均スコアに影響しませんように。
DVD化もされていないので、レンタル落ちVHSビデオをネットで購入。つれあいの実家にあるビデオデッキで見ました。

タリアはある日夫が若い女と不倫しているのを見てしまう。裸の男女の向こうに窓から覗くタリアの顔、というシーンがホラーそのもので怖かった。
結婚の誓いを破った夫に怒った彼女は、カニアレルギーの夫にカニ缶を食わせて殺す。そして伯母が残したマンションの管理人(landlady)に収まる。
そこでパトリックという男に勝手に運命を感じた彼女は彼との間を邪魔する奴らをサクサク殺していく。
冷蔵庫の扉で殴り殺したり、死体を洗濯袋につめて引きずっていったりと細身のばあさんのくせにやたらと怪力のタリア。銃で脅して睡眠薬を飲ませて殺すってのも斬新。

ただ、途中からなんだか悲しくて鼻の奥がつんとした。いつの間にかタリアに同情していたのだ。タリアがこんなに運命感じて盗聴したりマジックミラーごしに生活をのぞいているのにバカパトリックはなぜそんなことに気づかない?
パトリックの彼女を脅して彼の好物を聞き出したときも、ニューオーリンズの2人の思い出料理とか言うんじゃないよこのリア充アバズレが。
最後はパトリックをベッドに縛りつけ、誓いをたてようとウェディングドレスを着て出てくるタリア。そりゃないよ…と思いながらウェディングドレス姿のタリアになんだか涙。
タリアって声が可愛いんだよね…

最後に助かったパトリックに逆に殺され、「希望のない女さ」と言われるタリア。
つまりモテない女のなれのはてなのかもしれないが、なぜタリアにこんな役をやらせるんだ!
と思ったらタリアもプロデュースに加わっていた。ノリノリかよ

ちなみにビデオのパッケージには
「主演は『ゴッドファーザー』『ロッキー』のタリア・シャイア。
正統派美女というイメージからは想像できない妄想と偏執に捉われた家主を演じる」
とある。
このコピーライター映画見てんのかよ。いつからコニーとエイドリアンが正統派美女になったんだ!

口直しに『ロッキー5』を見て寝ました。
aaaakiko

aaaakiko