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東京のえくぼの一のレビュー・感想・評価

東京のえくぼ(1952年製作の映画)
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たのしい~。典型的な"行って帰ってくる話"でどう考えても『ローマの休日』の模倣だろうと思ったらそれより先でびっくり。木偶の坊な社長上原謙がオードリーで新人秘書丹阿弥谷津子がグレゴリー・ペック。アン王女が髪を切るようにウエケンは眼鏡を外して口ひげを剃る。しかしこちらは見事に俗っぽくゴールイン。柳家金語楼と清川虹子のダンスシーンは鈴木英夫『目代三平物語 うちの女房』における佐野周二と望月優子のダンスにも匹敵する味わい深さだった。
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