フランソワ・トリュフォー、アキ・カウリスマキ、エミール・クストリッツア、ミシェル・ゴンドリー、ユーリー・ノルシュテイン・・・、世界の映画作家が敬愛するというフランスのジャン・ヴィゴ。
若い頃から肺結核を患い29歳の若さで亡くなり、25歳からわずか4作品を遺したのみ(ドキュメンタリー短編2本、劇映画2本)という事で、見てなかった1930年の第1作目となるドキュメンタリー短編を。(23分のサイレント作品)
南仏のリゾート地ニース。
陽射しは強そうに見えますが、コートを着た人が多いので冬なんでしょうか(でも水着で泳ぐ人も出てきます)、ビーチロードに並んだ椅子やカフェに座るブルジョワの方々と、じゃんけんゲーム的な遊びに興じる庶民の方々の対比。
椅子に座った同じポーズの女性のファッションを次々と切り替え、最後にヌードになるシーンなどおそらく当時としては相当過激な表現だったはず。
そして、歴史あるニースのカーニバル(Carnaval de Nice)で、フロート(山車)、ハリボテ人形などの仮装する人々、紙吹雪...など盛り上がる模様。
踊りまくるガールズ達を下から狙ったパンチラ・アングルが気に入ったようで、何度も登場します。^^
"ヴィゴの批評性とアナーキズムが垣間見える珠玉の小品"という解説になるほど。
先駆者的な時代の作品はスコア付けにくいので無しで。
https://youtu.be/2ETsLNADFLA