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ブリジット・ジョーンズの日記のkouのレビュー・感想・評価

3.0
《キュートな魅力》
この映画についてレビューを書くのに、僕よりもやはりブリジット・ジョーンズと同年齢の女性のレビューが一番この映画を上手く言葉にできるのではないかと思うのだけれど、観る機会があったのでレビューを。

ノッティングヒルの恋人を見たときも思ったのだが、展開がとても早いなと思う。ハンサムな上司から言い寄られて、彼といい感じになるまでがとてもテンポよく描かれる。テキパキと、あまり過程がなく感じるものの、おそらく観客の頭の中ではその感情も含めて読み取られているのだろう。

女性目線からは例えばイケメンであるヒュー・グラントとコリン・ファースのどちらが良いか、など色々と語るべき点があると思うが、男性の僕から見ると、レネー・ゼルウィガーの何とも言えないキュートさ。というのがこの映画の一番の見どころだと思う。

32歳独身の彼女が、卑屈になりながらも基本的には自信もあって、とてもユニークで素敵だ。男なんて、と恋愛関係の本を捨てる姿などとてもおもしろかった。何よりもあの笑顔がとても可愛らしい、チャーミングという表現が一番あっているかもしれない。

もう1つ、変わった友人たちというのも恋愛映画の見どころの1つでもある。今作にもブリジッドの話を聞く友人たちが出てくるが、彼女、彼らがブリジッドを励ますために旅行へ誘ったり、料理に皮肉を言いながらも食卓を囲むシーンがとても微笑ましかった。ラストの感動も含めて、やはり女性に感想を聞いてみたい、そんな映画だった。
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