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山椒大夫のncccoのレビュー・感想・評価

山椒大夫(1954年製作の映画)
4.0
@早稲田松竹
素晴らしい。
内容は重く、つらいけれど、目が離せない展開でラストまで緊張感がじわじわと続く。

冒頭の民衆決起のシーンから「あぁ名作だ」という匂いがヒシヒシする。
厨子をかくまうお坊さんが浪人を追っ払うところも、山椒大夫が捕まった後のどんちゃん騒ぎのシーンも、こういう一つ一つの長回しがほんとによくて、強くくっきりと記憶に焼き付けられていく。

そして、あの入水シーン、池の波紋。
言葉にならないとはこういうこと。
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