怖いピエロその2。
宇宙からやってきたピエロが田舎町を侵略しようとする珍作ホラー。
ピエロみたいな恰好なんだけど、よくよく見ると、ちゃんと口が裂けていたり目が吊り上がっていたりと醜悪な侵略宇宙人たちが、サーカステント型の宇宙船で来襲しますよ。
手に持った玩具みたいな銃で人間を綿菓子みたいにしちゃったりします。
ピエロに殴られて首だけすっ飛んでいったり、ケーキ被った人間が溶けちゃったり、けっこうグロいシーンもあるんですけど、カラフルでキッチュな雰囲気がユルさを醸し出して、まさにザ・80年代の芳ばしさ!
殺人ピエロの弱点が、幼稚園児に「何を弱点にしたら面白いかな?」と訊ねて、返ってきたアイデアをそのまま採用したかの如く、非常にわかりやすいです。
バルーンアートで作った犬が狩猟犬になったり、影絵で人間をひとのみにしちゃったり、観たあとに何も残らないビジュアル先行型で、バカバカしいアイデアに溢れています。
世界観の構築が徹底していて、こういうの好きです。
好きと言えば、ピザを受け取りに出てきた女の人が美人さんで好きになりましたが、出番が一瞬で哀しいです。
あのひとを主役にして欲しかったなぁ！
レンタルビデオ、セルブルーレイにて
