J.デップ×V.ギャロ×E.クストリッツァ監督
…となれば…絶対観るでしょう!
主人公アクセルは叔父の結婚式のためにアリゾナへやって来ます。
そこで様々な夢を抱いた人物たちと出会います。
キャデラックを積み上げ月まで行きたい叔父さん。
俳優を志望するが、うだつが上がらない友人。
空を飛ぶことに固執する未亡人。
自殺願望があり亀になりたいその義理の娘。
彼らの願う夢の行き着く先も見ものです。
とにかく、この頃のJ.デップは美しく初々しい。
sexyにhelloを言う練習をしたり、ニワトリのモノマネをしたりと体当たりの演技が新鮮です。
ただ、一枚上を行くのが、V.ギャロ…コミカルな喋りで存在感半端ないです。
また、往年の俳優、F.ダナウェイとJ.ルイス…名前を間違える掛け合いも滅茶苦茶笑えます。こういういい加減なおじさんが大好き。
今作は"夢"をテーマにしていますが、アリゾナの地では異邦人の監督の目を通してアメリカンドリームの変容を浮遊感たっぷりに描いています。
動物たちも浮遊します。
オープニングとエンディング曲♪にはビックリ…Iggy Pop…らしくないスラブっぽい牧歌的な曲♪…作品にピッタリ!