批評家なんてクソ喰らえ！

ヴィンセントプライス演じるベテラン俳優が、自分のことをボロクソ叩いて自殺にまで追いやった批評家たちをシェークスピアの物語になぞらえkillしていくコメディホラー。槍で貫いたり、心臓を取り出したり、首チョンパしたりといった残虐シーンが全てシュールなコメディに仕立てられた楽しい作品！！

プライスさんお得意の威厳とふざけた顔芸による抜け感を両立させた胡散臭い演技がほんと良い味出してる！そしてムカつく批評家たちが基本全員おバカで、自分達が狙われてるのわかってるのに怪しいところにホイホイついてくる🤣関係者がどんどん殺されてるのに、見知らぬ男から招待されたワインの試飲会なんて絶対行かないでしょ😅あからさまなハニートラップにも思いっきり引っ掛かってて、お尻触りながらノコノコついていってるし！

肝心の殺害シーンに楽しげな曲合わせたりとか、骨子は悲惨な物語なのに悲壮感がほぼほぼないシュールさが堪んない！プライスのこと今までボロクソ叩いてたのに、対面した途端に「キミは最高の役者だ！」とか言い出すのもほんと批評家のクソっぷりが出ててサイコー！🤣

右から侵入する車から男の顔のクローズ、車が来た方向に去って行く男と雷鳴、そして見送る妻が爪を噛むプロローグで、奥と手前の空間を利用して背後から気づかずに忍び寄る危機という客観事情に対して男と妻双方の主観や認識の違いを対比的に絡める的確な予兆から入るのが手堅い！

この室内・室外の対比はその後にも反復されていて、ボロクソ言われたために一度自殺を図ったプライスの悲痛さを外に、内には談笑しながら楽しそうに飲み食いしてる批評家たち。プロローグで外の存在に対して背を向けていた批評家の男と去る・やって来る含めて綺麗に繋がり、その態度はプライスの自殺時点から現在まで受け継がれていたこともしっかりと示している。音声が外側からのみってのも良かった！

そしてその「外」に対しては何ら関心を払わない存在こそが批評家だよって徹底してるから、監督なのか誰なのかわかんないけど、何かとにかくムカつくことがあったんやろね😂

殺害演出に関しては、最初の殺人以外はゾクゾクくるようなキレは無く、その代わりにシェークスピアモチーフとプライスの役者イメージを掛け合わせ化学反応させたような悪ふざけに徹しているのが楽しい。トロイの木馬で相手の家に侵入するとかぶっ飛んでるし、隣で寝てる奥様が起きそうになるたびに薬をお尻にブッ刺して眠らせ、その間にルンルン気分でお医者様ごっこで首チョンパとかアホすぎる！😂

それでも、仰角挟んでの腰越しショットで急激な矮小化とその要因まで暗示させたり、光の方向的にも位置どり的にも対等だったのが、被害者側をミディアムに、プライスをロングショットに変化させることで、先ほどまで見えていた細かな表情の機微が判別しづらくなるが故の凄みが場の主従を決定づけたりと殺害に至るまでの丁寧な運び方がかなり好み。

「死」からのカウンターという怪談的要素も兼ね備えていて、アホやってるように見えてかなり真面目なリベンジものになってるのも良いし、単純に笑えて楽しい良作でした👍👍

• #ホラー映画と怖い映画

ヴィンセント・プライス七変化

シェイクスピアに準えた殺人を起こすのですが、私疎いんですよねぇ～

to be or not to be
くらいしか知らん(笑)

が、イギリスらしいブラックな笑いと、シュールなBGMで楽しめる一作でした♪

horahukiさんオススメ有難うございます(*‘ω‘ *)

英語鑑賞
英語字幕あり



ベテラン・シェイクスピア俳優エドワード・ライオンハート(ヴィンセント・プライス)。

批評家たちの批判に耐え切れず自殺してしまう。

が、その後、その批評家たちがシェイクスピア劇に準えた殺され方で、次々と発見される事件が！

犯人はライオンハート？
でも彼は死んだはずなのに？？



わんこぉぉぉぉぉぉーーーーーーー!!!!!

可愛いプードルが2匹登場しますが、大変なことになるのでご注意を(泣)

シェイクスピアはよく分かりませんが、色んな死に方があるんですね♪

刺されて馬に引きずられる
首ちょんぱ
心臓えぐる
等々

首ちょんぱシーンは、何故か滅茶苦茶美しいBGMが流れるのでシュール過ぎて笑ったww

ラストは大火事！！
何処かの町の一角をまじで燃やしてたっぽく、野次馬が凄かった～

本物なので迫力満点( ﾟ∀ﾟ)ﾉ

全体を通して警察が無能過ぎますが、そのおかげでヴィンセント・プライスが大暴れ出来ていたので満足です♪

シェイクスピアをもう少し勉強したら、また観たいなぁ～

すごくキャンピーな復讐映画！！
シェイクスピア劇の俳優が自分を批判した評論家を次々とテンポよく殺していく。とても清々しい。
フェンシングシーンのお説教が特に好きだった。