ENDO

この胸のときめきをのENDOのレビュー・感想・評価

この胸のときめきを(1988年製作の映画)
4.6
こんなにときめくとは思ってもみなかった。全てがパステル色に輝く。大部屋俳優役の田中邦衛が田中邦衛の誇張でしかなくて仰反る姿も帰り際にメンチを切る姿も多幸感に溢れていた。というか笑った。実質畠田理恵の娘メロンがあまりにも可憐で惚れた。振り向きざまのハニカミも見送りで森沢なつ子と手を繋いで駆け上がる階段の百合さも奇跡的だ。太秦の撮影所で父を励ますあの距離感がやばい。50年代風ガレージ。80年代後半生まれとしては知らない世界。あと本田博太郎とバスガイドの渓流下りのやり取り。学生と自分の一物を比べる宍戸錠。取り止めもない修学旅行の一瞬をトリミングした傑作!
ENDO

ENDO