イチロヲ

RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3のイチロヲのレビュー・感想・評価

RE-ANIMATOR 死霊のしたたり3(2003年製作の映画)
3.5
当局の秘密を握り収監された脳外科医が、精神科医の青年を新しい相棒に迎えて、囚人を検体代わりにした実験を繰り広げる。前作から14年ぶりに製作された、人気スプラッター第3弾。前作と同じ役者が続投している。

舞台を病院から刑務所に移しているだけで、やっていることはほとんど同じ。新しい助手が恋人を作ると、権力者の介入により破局の一途を辿ることになり、さらには蘇生薬の影響でナンタラカンタラという、紋切り型に則った内容になっている。

本作では、生き物が絶命する瞬間に魂を抜き取るという新技術が登場。ゾンビ化しない蘇生術であり、その魂を別種の生き物に入れ替えることができる。二重人格の副作用が醍醐味になっているが、残念ながら二重人格者の演技力がイマイチ弱い。

スプラッター描写は、手作りの特殊造形を採用(一部、デジタル合成あり)。前作に比べると、デザイン面でインパクト負けしているが、敵役の刑務所長がせむし男に変態したり、チンコを使ったお遊び的な要素もあるため、総合的には満足できる。
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