ロン・チェイニー・Jrの出世作。
天体望遠鏡、銀のステッキ、霧深い森、ジプシーの占い師と、次々に登場するギミックとホラーなムードは抜群で期待感が大きく高まったが、肝心の狼男が登場してからはメリハリに欠けて惜しかった。
狼男のアップの決めがワンカットでもあれば随分と印象が変わったと思う。
ロン・チェイニー・Jrは父親とは違う冴えない雰囲気が個性となっていてそれなりに良かった。
■ユニバーサル・ホラーの歴史
1923「ノートルダムのせむし男」ロン・チェイニー
1925「オペラの怪人」ロン・チェイニー
1931「魔人ドラキュラ」ベラ・ルゴシ
1931「フランケンシュタイン」ポリス・カーロフ
1932「ミイラ再生」ポリス・カーロフ
1941「狼男」ロン・チェイニー・Jr
