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ピーウィーの大冒険のペインのレビュー・感想・評価

ピーウィーの大冒険(1985年製作の映画)
4.5
ティム・バートンの長編デビュー作。S・クレイグ・ザラーのお気に入り映画リストに入っている唯一のバートン作品。

もうデビュー作にして完成形とでもいうべく、バートンワールド全快、オタク趣味全快(※ゴジラとキングギドラの対決シーンがあったり、本多猪四郎監督を思わせる人物が登場したり、無声喜劇映画からジャック・タチ作品に至るまでのスラップスティックコメディのエッセンスまで全部盛り)なフルスロットルムービー。主人公ピーウィーの部屋全体が映し出される冒頭から、バートンの遊び心溢れる仕掛け、演出の数々にハートを鷲掴みにされる。

エンタメ作品としても息つく暇もないまま、90分でサクっと終わる気持ちよさ。怪作。



P.S.
ちなみに現時点での私のバートン監督作お気に入りは、①ピーウィーの大冒険②バットマン リターンズ③マーズ・アタック!④スウィーニー・トッド/フリート街の悪魔の理髪師⑤スリーピー・ホロウ⑥エド・ウッド⑦シザーハンズ。『アリス・イン・ワンダーランド』は大嫌いですし、『ダンボ』は観る気すら沸きません。
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