Inagaquilala

マージン・コールのInagaquilalaのレビュー・感想・評価

マージン・コール(2011年製作の映画)
3.8
おそらく、2008年の世界金融危機の際のリーマン・ブラザースをモデルにして着想された作品。会社の重大な危機を見抜いていた社員がなぜか解雇されてしまう。彼からその機密事項が入ったメモリーを渡された後輩社員が、それを解読。事はこの投資会社の存続に関わることに発展し、急遽、会社の上層部までが夜明け前に集まり、善後策が練られる。会社を売ろうとする人間、なんとか守ろうとする人間、さまざまな思惑が重なるなかで、公正とは何かというテーマも問われていく。限られた24時間を見事な緊張感で描いた監督も務めるJ・C・チャンダーが執筆した脚本は、アカデミー賞で脚本賞にノミネートされた。ケビン・スペイシーがめずらしく(?)正義を行使する人物を好演している。
Inagaquilala

Inagaquilala