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ポランスキーの 欲望の館のtakanoひねもすのたりのレビュー・感想・評価

ポランスキーの 欲望の館(1972年製作の映画)
2.6
観た後で「だから何だっつーの(So what?)」と言いたくなるポランスキー監督の不条理エロコメディ(1972)
原題の「何?(what?)」じゃない。個人的な気持ちは「だから何だー!!」です。

ヒッチハイクで襲われそうになったナンシー(シドニー・ローム)荷物も衣類も盗られた彼女はある別荘に身を寄せる。その別荘の住人が奇妙な人達ばかりで翻弄されまくる話。

ヒロインは絶妙なキャスティング。
シドニー・ロームの眩しくて素晴らしいスタイルがチラリズム全開でウロウロしている全編。それかなぐり捨てるシーンも有り。
何かもうそれだけで観た甲斐があった。

マルチェロ・マストロヤンニの変態性癖(ストーリー付コスプレSMプレイ)、館の主人らしいエロ爺様への冥土の土産(足→胸→その下ご閲覧…パッケージのシーン)あげく小豚の輸送トラックで全裸で逃げだすヒロイン。全く訳が分からない…笑
だから何だと思ったけど、ポランスキーのあっけらかんとした変なエロコメディ観たと思えばそれでいいやって気が済みました。