このレビューはネタバレを含みます
去年の1月から始めた座頭市マラソン、休みながらなので時間は掛かったが終わりに近づいきこれでようやく第21作。
三隅研次監督、しかも今作は勝新太郎が脚本にも参加という事でここに来て最高の出来。
ストーリーも良いが、三隅監督特有の陰影をつけた殺陣、浴場での殺陣、盲目の世界を表現した効果音が最高。
主演の座頭市役勝新太郎は勿論、浪人役の仲代達矢がシブすぎる。
闇公方役の森雅之、こちらも盲目という設定なので、盲目対盲目という展開も良いし、刺客お喜代役大原麗子のなんとも言えない色気も最高。
梅次役のピーターだけは蛇足のような気もするが。
こうして観てくると、三隅監督の座頭市は一味違う。