このレビューはネタバレを含みます
トム・クランシー原作、CIA情報分析官ジャック・ライアンシリーズの1作目の小説「レッド・オクトーバーを追え」を原作として製作されたアメリカ映画。
米ソ冷戦時代、ソ連ミサイル原潜「レッド・オクトーバー」の 艦長マルコ・ラミウス大佐が腹心の部下を引き連れ、最新装備の潜水艦を手土産にアメリカに亡命しようとする話。
アメリカ海軍が迫って来るが、情報分析官ジャック・ライアンがラミウス大佐の意図を読んで衝突を回避。更にソ連原子力潜水艦が亡命とレッドオクトーバーがアメリカに渡るのを阻止するため攻撃してくる中で、何百人もいる乗組員をいかに上手く無事に本国に帰すか、濃厚でスリル満点の展開。
主役はアレック・ボールドウィン演じるCIA情報分析官のジャック・ライアンだが、マルコ・ラミウス大佐役のショーン・コネリーの重厚な存在感と激シブな演技で、主演かと思った。
副長のサム・ニールも良いが、アメリカ海軍攻撃型原潜「ダラス」艦長役の スコット・グレンがこれまたシブい。
役者もストーリーも絵面も濃厚で面白い。
「潜水艦モノにハズレ無し」ということわざがあるが、本当にその通りだ。
強いて言えば、ロシア人が冒頭と終盤はロシア語だが途中は英語なので、そこは全編ロシア語で言ってほしかった。