kazマックスグローバーレッド

影なき狙撃者のkazマックスグローバーレッドのレビュー・感想・評価

影なき狙撃者(1962年製作の映画)
3.6
デンゼル・ワシントン主演『クライシス・オブ・アメリカ』のオリジナル版。朝鮮戦争で共産主義によって洗脳されたアメリカ兵士が帰国し、暗示により暗殺者に仕立てられるポリティカルスリラーでジョン・フランケンハイマー監督の『ウィンターソルジャー』といったところか。洗脳してる側の共産主義目線や洗脳されてる側の各兵士の目線で描かれるシーンの凝った演出は面白かった。


ちょっと前にアメリカかイギリスのテレビで催眠術にかけられた人間があるきっかけや合図を期に暗殺者として殺人が可能かどうかを検証する番組があって、実際に可能だった事を立証してたのを思い出した(番組は殺人実行前に催眠を解いたけどかなり攻めた番組だった)。それを見た後にこの映画を見たので妙に説得力がありました。


失笑したのはヘンリーシルバと格闘するフランク・シナトラの構え。格闘家目線から見るとスキだらけだぞ。