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影なき狙撃者ののんchanのレビュー・感想・評価

影なき狙撃者(1962年製作の映画)
3.8
昨日は女性向け作品2本だったので、今日は男性しか観ないんじゃないか?と思う作品にしました😁

私はジョン・フランケンハイマー監督の大ファンなんです💓(←気が多いのはご愛嬌😅)
それで、私がフランケンハイマー好きを知っているフィル友の映画通(よしまる様)からこちらをご推薦頂いておりました‼️

情報をほとんど入れないで観たので、ジャンルがアクションとなってるし、題名からしてもかなりアクション多めなのかと思いきや、社会派の洗脳ミステリーサスペンスでした(ちょっと複雑)

あらすじは今回敢えて書きませんが、観終わる頃、背筋がゾゾーッとするのです😱それは...

今作が製作されたのが1962年。米ソ冷戦真っ只中の状況で、いわゆるキューバ危機が62年、ケネディ暗殺が63年だったので、かなりセンシティブな内容を扱っているからです。

先ず主人公が『マイ・ウェイ』歌手としてしか知らないフランク・シナトラ😮(製作費の半分はシナトラへのギャラだったらしい🤷🏼‍♀️)
シナトラは脚本家を煽って急がせて書かせたみたいで乗り気満々。
DVD発売する時の特典映像の為に、数十年後の監督と脚本家とシナトラが3人で集まったシーンがあったが、シナトラが言うには「当時ケネディ大統領がロシアと会談する前には伝えておこうと、直接大統領に会ってこの映画について歓談して解決して来たんだ。大統領は大いに関心を寄せていたよ」との事。それだけ親交が深い大物なわけです😐

映し方等はもう流石で『ブラック・サンデー』の時のようなどこかドキュメンタリー風な迫力を持つ演出が感じられました👏

ただ、顔のUPも多く、ローレンス・ハーヴェイ(元祖『ロミオとジュリエット』のロミオ役)は観続けたいけど、シナトラはね〜...そして、シナトラのカンフーもどきみたいな格闘シーンには笑えてしまったわ🤣何だか間が合わずスピード感が変なんだけど、相手俳優が練習と違う事をしていて焦ったとか、その為に、机を本気でボコって、右手の小指を骨折したんだとか?😨曲がったママの小指をカメラに向けておりました。
監督曰く「名誉の負傷だね😉」

ローレンス・ハーヴェイ役の母親役がこの作品の要と言って良いと思うが、実年齢は3歳しか違わないアンジェラ・ランズベリー、美魔女でキッツくて、議員の再婚相手を言うがままに操っている。
そして、息子を愛しているのだが、その愛が...息子の唇にキス💋をするところで🤭

アクション物でなく、政治的な洗脳ミステリーでした。

あまり一般的にオススメって感じではないものの...観ると誰しもが驚くと思う😧
監督曰く「あくまでもリチャード・コンドンの原作に忠実に撮っているだけなんだけど...」その後の事件が世界中に広まったので...

ぜひ、ケネディ暗殺を再現しているかのようなラストシーンを観て頂きたいかな❓



※ジョン・フランケンハイマー監督7本目
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