ユート

ゲット スマートのユートのレビュー・感想・評価

ゲット スマート(2008年製作の映画)
3.5
レビューお引越し中。

2度目の鑑賞。
最初は劇場で見て、当時の自分にはギャグがとにかく寒くチープな映画に感じたんだけど、久々に見たら笑った笑った。

主演は、ブルース・オールマイティから頭角を現し、コメディにおいて報われない男を演じさせたらピカイチのスティーブ・カレル。
本作もエンジニアとして優秀すぎるがゆえに、本人が望むスパイエージェントになれない男”マックスウェル・スマート”という彼意外考えられない役を演じ、スティーブ・カレルの持ち味を最高に引き出している。

ヒロインは今や大作の常連であるアン・ハサウェイ。
本作においてはコメディで存在感を残したわけでもなく、映画自体アクションが売りなわけでもないため動ける女優アン・ハサウェイであるべき要素はあまりなく、同じようなスタイルが良い女優であれば誰でも良かった気がする。

他にもマックスウェルのライバル役に、今となっては主役級のドゥエイン”ザ・ロック”ジョンソン。
上司役にアラン・アーキン。
親友役に当時世界で最も有名な日本人という異名を持った「ヤッター!」のマシ・オカ。
悪役にテレンス・スタンプと、なかなかの俳優陣。


なにより本作、スパイ映画の逆手に取るのがうまい。
スパイ映画の大切な要素の一つとしてあげられるのはスパイを助けるガジェットだが、そのガジェットが現実離れしすぎると、途端にチープなSF映画となってしまう。
しかし、本作の土俵はあくまでもコメディ。
どこまででも現実離れしたガジェットを登場させられるし、それをギャグのネタへもってくる。

そして木の中から寂しげなBMに爆笑。
ユート

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