7月4日、今日はなんの日か皆さんご存知ですか?
アメリカの独立記念日?
7と4で梨の日?
それともGACKTの誕生日?
いやいや皆さん。忘れちゃアカンですよ。
そう、何を隠そう今日はアルゼンチンの鬼才アドリアン・ガルシア・ボグリアーノの爆誕祭なのです!
知る人ぞ知るアルゼンチンの変態キチホラー監督、我らがボグリアーノがおんぎゃあ!した日というわけでボグやんの長編デビュー作を再鑑賞すんよ!
ブエノスアイレスへ行くワケあり女子5人が道中に立ち寄った名前も知らない小さな町の屋敷で殺人鬼に襲われるハメになるという話はそんじょそこらのヘッポコスラッシャーホラーとなんだ変わりないけどね、
やっぱボグやんは天才だよなぁ
ただのスラッシャーものでは終わらないラストの二転三転の種明かしと、この頃からただならぬ片鱗を窺わせるスプラッタシーンからの壮絶なファイトバトル、そして全編どことなく漂う厭な雰囲気はボグやんの才気をひしひし感じるデビュー作ですな。
悪魔のいけにえ、アルジェント風味という非常に野心溢れる怪作になったのはボグやんの並々ならぬホラー愛に間違いないけどこんな傑作を立て続けに何本も放てるのが最早ボグやんの天才たる所以なんやないか
そして謎の覆面殺人鬼とのやいのやいのな攻防も何故かシュールに見えてめちゃキュン度高い!
そもそもあんなピチピチな覆面つけとって息苦しない?
本性隠すんならもっとマシなマスク無かったんかいな笑
目出し機能も息継ぎ機能もゼロな覆面のせいで水道管で頭打って気絶したり、普通に頭カチ割られたりと愛せずにはいられんポンコツっぷりでボグやんのセンスが垣間見える演出デシタネ(・∀・)
全編モノクロという挑戦的な試みも強烈に惹きつけられるシークエンスに上手く落と仕込む手腕でそれがしっかりと絵になる。
序盤こそヘッポコ映画と勘違いしそうになるけど中盤のここぞのゴアで怒涛につるべ落とししてくるボグやんの芸当は毎回職人芸過ぎて驚かされますわな!
フォワードさんから出ているボグリアーノの初期作コンプボックスには秘蔵の初期短編も収録されていると知り、この機会に買ってもうた。
短編も楽しみやがもれなく
新作のblack circleも超楽しみやでーヽ(゚ω、゚)ノ