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不思議惑星キン・ザ・ザのn0701のネタバレレビュー・内容・結末

不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

摩訶不思議な話だ。
二人の男、バイオリン弾きの学生とオジサンは偶然出会った奇妙な男、異星から来たと言う浮浪者のような男は見たこともないような変な道具を持ち、故郷に帰りたいと言う。

ふざけて対応する二人の男は、奇妙な男の持っていた変な装置を触ると、瞬間移動して別の惑星(キンザザ)に飛ばされてしまう。

辺り一面砂漠で、砂以外何もない荒地。

二人の男の摩訶不思議な旅はこうして始まる。

青年は学生の時分、六年もの間、地球から姿を消していた。

まるで子供の嘘だが、違う惑星に飛ばされて地球に戻るための加速器を買うために六年間毎日バイオリンを弾いて過ごしていたのだ。

彼が持ち帰ったのは若干の鉱石だけだ。
彼はその後、ホテルのボーイとして働く。

さて、彼らが出会ったのは空飛ぶ円盤ならぬまさに未確認飛行物体である。銅鐘にタケコプターを付けたかのような奇妙な物体からは二人の汚い男が現れる。

彼らは「キュー」と「クー」としか喋らず、変なポーズで挨拶をする。そしてマッチ棒に異常な執着を持ち、結果的にマッチ棒で借りを作り、水を飲んだり、飢えを凌いだりする。そして識別器によってその場にいる人間たちを幾つかの人種に分け、ステテコの色によっても社会的地位が示される不思議な文化がまかり通っている。

さらに、飛ばされた先の星ではその先住民族に目障りとどこかに飛ばされたり、その星の警察官をボコボコにしたりと、世界観が独特な上に風刺や当時の時代背景から込められた希望が潜在的に含まれているので、はっきり言って意味不明である。

これはユニークな映画だ。
真面目な顔をして、真面目に見てはつまらない。意味不明さを嗜む大人の趣向だ。

じゃあ面白かったのか…。

うーん、
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