めしいらず

わるいやつらのめしいらずのレビュー・感想・評価

わるいやつら(1980年製作の映画)
2.2
気障なプレイボーイ、嫌味で世間知らずな主人公が、愛人たちを利用し、利用され、犯罪者に堕ちて行く。どいつもこいつも浅慮な小悪党ばかり。でも一番の悪人がそうは見えないというのがリアル。哀れ主人公が彼女の美貌に忽ち目をくらまされ、骨抜きにされ、全てを奪われてなお知らされるまで疑いもしない滑稽さ。信じちゃいけない人物は大抵そうと気づかれぬよう近づいて来る。人を信じない者ほど実は騙されやすい。刑事緒形拳の追及が堂に入っていて怖い怖い。ただ面白みは微妙かも。
めしいらず

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