バリー・ソネンフェルド監督作。
RV車で旅する家族が巻き起こす騒動を描いたコメディ。
「アダムス・ファミリー」シリーズや「メン・イン・ブラック」シリーズのバリー・ソネンフェルドが監督を務めた日本劇場未公開作品で、コメディアンのロビン・ウィリアムズが一人頑張るパパを好演しています。
レンタルしたRV車(キャンピングカー)でLAからコロラド州を目指す家族の珍道中を描いたロードムービーで、実はこの旅行が仕事も兼ねている事実を家族に内緒にしている父親の空回りな奮闘と失態がコミカルに描かれています。
RV車の排泄物処理に失敗してウ○コまみれになったり、おせっかいで風変りな陽キャラ家族に頻繁に付き纏われたり、仕事に使うノートPCを盗まれたり、断崖絶壁でタイヤが空転して立ち往生したり…と次々に巻き起こる想定外のトラブルに四苦八苦しながら、大事な仕事の会議が行われるコロラドの山奥を目指して車を走らせる父親と、父親の本当の目的を知らないまま旅に同行する妻＆反抗期の子どもたちの珍道中を面白可笑しく描いています。ドタバタ騒動的なファミリームービーではありますが、仕事一筋で家族に煙たがられていた父親の汚名返上と家族の絆の回復を見る着地がハートフルな後味となっていますし、エンドロールに映される両家族勢揃いの大団円が最後まで楽しい娯楽作であります。
