自由のために、仲間のために、自分自身の明日のために、彼女は銃をとって闘う！巨大で冷酷な売春組織に立ち向かう美人高級娼婦を描くクライム・アクション♡♬*ﾟ

姉御肌のシンディは頼りになるしカッコよく逞しい子。儚げで可愛い妹分のマリアンヌは良きパートナー。か弱い女の子が汚い大人の食い物にされるのは非常にいたたまれない。復讐としては弱く、なんかスッキリしない終わり方。と云うのもハッピーじゃないってわかってるから哀しいのよ。

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足抜けしようもんなら棒切れで殴られてから殺される凶悪売春組織VS娼婦たち。トイレでのレイプや殺人シーンいろいろあっさりして地味なのにやり口が卑劣でリアルでやけに怖い。対決のために拳銃の練習したってまったく役に立たないし。男友達んちの家をアジトにする女性たちをまとめて空砲で撃ちまくるのとか、２階から落下して死んだあの娘をマンホール開けて下水に棄てるのとかほんと嫌〜なシーンよく思いつくなあ。こないだみたレイプリベンジものの「ハンドガン」とは真逆の陰惨さ。

「タイムズスクエア」のアランモイルが脚本&出演。

冒頭、多子世帯の世知辛さから。ヒモに付き纏われ、転落、復讐とお決まりのパターンを淡々と陰惨に描く。エクスプロイテーションの皮を被った社会派映画的な。ルーリードの曲名みたいなドライなタイトルがよく似合うカナダ映画。