にく

JIGSAW タワー・オブ・デスのにくのレビュー・感想・評価

JIGSAW タワー・オブ・デス(2007年製作の映画)
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『JIGSAW タワー・オブ・デス』。『ソウ』のパクり映画。人間を「調理」する時点で犯人が料理家であることがバレてます。昔太っていた女が恨みを晴らす為だったというなら「豚」の扱いにもちっと気を使ってくれ。
この犯人、男にわざわざ豚鼻を縫付けた上で血を抜いたりするのだ。それが、かつて自分を肉屋のゴミ捨て場に突き落したいじめっ子に対する復讐だというのだが、そういう屠畜に見立てた殺人に説得力を持たせるには、やはり犯人がそいつに「豚」呼ばわりされていたというような過去への言及が欲しかった。
さすれば、かつて男性から肉としてしか見られていなかった女性が、今や男性を肉として調理する立場になったというような、ありきたりではあるけれど、もうちっとマシな復讐映画になったろうに。まぁ、『スペル』や『キャリー』のように優れた「豚映画」がそうそう簡単に作られるはずもないのであった。
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