つかれぐま

フレンチ・コネクションのつかれぐまのレビュー・感想・評価

フレンチ・コネクション(1971年製作の映画)
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【無加工の暴力】

主人公・ドイルは刑事ではあるものの、その行動原理は暴力衝動そのものという荒っぽさ。やられたらやり返す。目的の為には一般市民の犠牲も気にする素振りがない。

映画の8~9割が追跡か尾行か張り込み。ニューヨークの寒空の下、走り回るロケ撮影。敵のフランス人たちを小金持ちに見せる以外は、作劇要素などない。「暴力」を一切の追加工なしで見せてしまう大胆不敵な映画。