やた

借りぐらしのアリエッティのやたのレビュー・感想・評価

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)
4.1
小人たちが人間から「借り」て生活している様子がとてもワクワクしたし面白い。
でも、やっぱりこの作品の魅力のほぼ全ては、病気に蝕まれた孤独な美少年・翔にある。

アリエッティ目線だと彼の口や身体の動きが大きくゆっくり描かれて、現実的ではない、とても神秘的な存在のように感じられる。
「滅びゆく種族」「ここが良くなくて」と、とても少年とは思えない、生からも死からも逸脱しているかのような名言のオンパレード。
挙げ句の果てには「きみはぼくの、心臓の一部だ」……………


もう翔くんのことしか考えられない。
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