リンチ作品の中ではクセ少なめ。
序盤のセイラが命を狙われる展開で早速心を奪われ、ヤバいお母さんの行動にワクワクしながら鑑賞していたけど、中盤のロードムービー展開は正直長く感じた。
「ツインピークス」好きとしてはちょこちょこ出てくるゲスト陣に歓喜し、それ以外の面白い登場人物たちとセイラ&ルーラの絡みは好きなんだけど、斜め上をいく展開があまり無いのでそこまで乗らなかったなぁ。
悪い魔女が並走するようなシーンがもっとあったら良かったのになぁ。
はるか昔に鑑賞した時もダサいなぁと思ったけど、その感覚はやっぱり変わらずニコラスを筆頭にダサい。
蛇皮のジャケットがすごくダサいし、ハードロックでノリノリだったり、行動もダサい。
でもこのダサさが癖になるっていうか心地良いっていうか不思議な魅力を出しているんだよな。
ようやくここで歌うかの「ラブ・ミー・テンダー」に笑っちゃったよ。
でもやっぱり好きなのは赤塗りお母さんと良い魔女のシェリルだわ。