スラッシャーの隠れた怪作！

無人島で休暇を楽しんでいた2組の夫婦が正体不明の殺人鬼にkillされていくスラッシャー。ボディカウントは少なめながらも、趣向が凝らされた少数精鋭的なグロ描写は見応えがあって良い感じ！更には主人公の悪夢に焦点を当てることで、殺人鬼は人なのか怪物なのかを混濁させていく浮遊感も良い♫

主人公ケイはかつては有名だったシュールレアリスムの画家。昔からの悩みだった鬱と悪夢が悪化してきて、キャリア的にもピンチな状態。「無人島に行って気晴らししよう！」と、本人は行きたくもないのに無理矢理連れられてきた無人島。かつてリゾート地として栄えたその場所には何故か既視感が…。そしてどんどん鬱と悪夢が悪化していき、ついには死者が出始める…。

悪夢の中でプレデターみたいな顔をした化け物に主人公が殺されるプロローグで意識付けが行われ、更にはジャーロ以上に殺人鬼が映らない殺害シークエンスを徹底しているため、人間じゃないのでは？悪夢から化物が出てきたのでは？という感覚を植え付けてくる。超絶ドライで寡黙な『エルム街の悪夢』を見ているような感じ。

屋根裏へと上がる扉で首を挟み込み切断→シーンが変わり隣に夫が寝てると思ってキスしたら生首だった…みたいな上手さを感じるグロ演出！しかも生首夫は一度目を開けるもんだから、生きてるの？とか一瞬思わせるのもニクイ！他にも釣糸を画面に絡ませて魚を釣るかのようにアクロバティックに釣り上げて引き摺り回すパワー系なシーンとかぶっ飛んだアイデアが凄い！🤣

非現実の象徴としてのカモメが何度も登場するのに対して、現実の象徴である魚は序盤で調理されてしまい「昔は良い釣り場だった」という言葉からも今では遠い存在であることが語られる。それがこの島の象徴性となり、時計の振り子が意味深に何度も登場するのと主人公が口にする島の既視感が本作の出口のない地獄を強調している。オチが良くあるやつなんだけど、単純なものではなく、なかなかな嫌〜な余韻を残すのが良かった！

• #ホラー映画と怖い映画

Youtubeのホラー映画専門チャンネルFFF FantaTerrorでも視聴可能な（ただし字幕なし＆ショックシーン一部カット）無人島に旅行に行った二組の夫婦が謎の殺人鬼に襲われる80sスラッシャー。

登場人物が少ない故に犠牲者数も少なく、終盤に登場する強烈なビジュアルの怪物はほんの少ししか登場しないうえに冗長な部分も有るのですが釣り糸で延々と引っ張る、干し草用フォークで体が貫通と少しユニークな殺し方が目を惹き、上記のチャンネルのバージョンではカットされて分かりにくいのですが朝起きて横に居る夫にキスした後の展開は〇でしたしああ、この展開ねと思ってしまうエンディングも一捻り有るものでそれなりに満足。

主人公演じた女性の70s後半から80s前半特有の（？）やたらボリューミーなヘアスタイルとギョロ目もインパクト大（笑）。

念願のVHSにて鑑賞✨

悪夢が現実となる!?人気のない孤島にヴァカンスにやって来た4人の男女を、何者かが様々な手法で惨殺していく！！！
舞台はティビーアイランド✨冒頭の悪夢がこの先の事を予言してるかのようでワクワク。せっかくのヴァカンスなのに外は嵐と散々で、不吉のオンパレード。ケイさんのせいで楽しいはずのヴァカンスも台無し🥺生首フェチとして嬉しい残酷描写。悪夢を見ているような雰囲気も良き

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