Ryu

クライシス・オブ・アメリカのRyuのレビュー・感想・評価

3.4
監督は「羊たちの沈黙」のジョナサン・デミ、主演はデンゼル・ワシントン。
湾岸戦争でたった一人で仲間たちを救った英雄のレイモンドは上院議員である母 エレノアの後ろ盾で副大統領候補に。そんな中レイモンドの当時の上官であるベンはレイモンドの英雄的行為が自分の記憶するものと違い、さらには当時の夢を何度も見ることから違和感を感じ、調査を始める。

よくある政治絡みの陰謀ものですが、洗脳だったり、身体にチップ埋め込んだり と中々ぶっ飛んでる設定でした。アクションも思っていたよりもかなり少なめで少々退屈しました。黒幕もキャスティング的にちょっと予想ついちゃいますし、動機もやっぱりそういうことね と思うようなもので、中々コレといったインパクトに欠けてたんじゃないかと思いました。デンゼル・ワシントンは相変わらずこんな軍人役が似合いますね〜。メリル・ストリープの存在感もスゴかったです。息子LOVEの行き過ぎた母親の狂気を見事に体現していたと思います。他にもアンジーのお父さん ジョンヴォイトや若き日のヴェラ・ファーミガ、ドイツ映画界の名優ブルーノ・ガンツなどなど脇を固めるキャストも豪華です。全体的にちょっと長くて間延びした印象の作品でした。
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