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レイダース/失われたアーク《聖櫃》のRyuのレビュー・感想・評価

3.7
1936年、プリンストン大学で教授をしている考古学者で冒険家・トレジャーハンターでもあるインディアナ・ジョーンズのもとに、ナチス・ドイツがエジプトのカイロ近郊のタニスの遺跡で聖櫃を発掘に着手した という情報が米陸軍から舞い込んでくる。軍から、ナチスよりも先に聖櫃を手に入れろ との依頼を受けたインディは聖櫃を入手すべく、手がかりのあるネパールに向かう。同じ頃、インディのライバルである考古学者のべロックはドイツ軍とともに遺跡へと派遣されていた。

「インディ・ジョーンズ」シリーズ第1作目。第54回アカデミー賞において5部門を受賞した。
インディ・ジョーンズというキャラクター、ジョン・ウィリアムズによるテーマ曲が有名すぎますね。最初の南アメリカのシーンで初めてテーマ曲がかかった瞬間、これこれぇ!ってワクワクしてきました。
やっぱり、こういう遺跡とかお宝とかって男子の冒険心を擽りますね。色んな仕掛けがあって、何回もピンチになって、やっとの思いでお宝ゲット!ロマンに溢れます。蜘蛛とか蛇が大量に出てくるので、そこは要注意です。
展開的にはわかりやすい冒険活劇となっていて、純粋な気持ちで楽しめるのですが、実はナチスが絡んでおり、ヒトラーが聖櫃を求めていて、それを阻止するって感じのストーリーになっています。こういうところでスピルバーグのナチスに対する気持ちが表れていると思いました。
ラストは唐突で、ちょっと置いてけぼりになってしまう自分もいました。でも、敵3人がグチャグチャになるのはちょっとおもろかった。
映画史に残る名作の1つとして知られているみたいです。確かにおもしろくはあったけど、個人的にはスピルバーグ作品の中ではトップクラスとはいかなかったかな。しかしながら、ここからシリーズが始まり、色んなメディアフランチャイズが展開されていく ということで、色んな面で影響を与えたという意味で、非常に価値のある作品ではあったんだな と思いました。
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