このレビューはネタバレを含みます
ロメロとアルジェントが競作したのにこんな地味な映画で良いのかと思ってしまう。
ロメロの方は多くの人が言うように退屈なのだが、唯一良かったのはペプシマンみたいな幽霊がたくさん(と言っても10人くらい)出てくるシーンの演出意図が不明なこと自体の不気味さ、それにメトロノームが胸にぶっ刺さるシーンの唐突さ、モップが階段から落ちる動きの面白さ。挙げると結構良い部分がある。
アルジェントの方はロメロより数倍面白いけど、アルジェントの映画として観ると死ぬほど地味。
しかし何と言ってもラストの呆気なさはアルジェントの面目躍如だと思うし、壁に死体ねじ込むアイデアは石井輝男の映画でも同じことやってた。