ブタブタ

少年と犬のブタブタのレビュー・感想・評価

少年と犬(1975年製作の映画)
3.0
こっちのが先だし『マッドマックス2』及び『怒りのデスロード』にも多大なる影響与えてると思うけど一周回って既に何回も見た世界になってしまってる弊害。
第四次世界大戦により崩壊した地上と管理社会の地下ディストピア。
幻のロメロ『デイ・オブ・ザ・デッド』もこんな感じだったのだろうか。
《2024年世界が終わり、犬が喋りだす🐶》
少年は「女女女女👧🏻‎」犬は「食い物食い物食い物🍖」と欲望のままに崩壊した世界を今日も彷徨う。
殺伐とした世界なのにシュールかつ何かほほんとした空気に少年と犬の掛け合いで進む話しは70年代の日本のギャグ漫画(赤塚不二夫や山上たつひこ等)みたい。
姿の見えない観念上の怪物〝スクリーマー〟の恐怖。
喋る犬ブラッドの言葉は少年ヴィックにしか聞こえないので妄想の可能性が高い。
しかし砂漠の武装強盗団〝ローヴァー〟(ローヴァーは海賊、海賊船の意味でつまり〝砂族団〟て事か。因みにヴィックみたいな単独ハンターは〝ソロ〟)にもヴィックと同じく〝犬使い〟が居てこの時代の犬は皆〝超能力犬🐶〟なのかも知れない(或いは皆放射線で脳がやられてるのか🧠)
奴隷を引き連れた太った男は『怒りのデスロード』の人喰い男爵の元ネタ?
しかし喋る犬ブラッドを演じるムク犬の芸達者ぶり🐶🐾
ハーラン・エリスンの原作短篇は『世界の中心で愛を叫んだけもの』に収録。
第三次世界大戦直後からを描くらしい
『マッドマックス怒りのデスロード』前日譚『フュリオサ』はこんな感じに狂っててかつ大スケールアップした様な映画になるのか?
ブタブタ

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