三隅炎雄

最後の標的の三隅炎雄のレビュー・感想・評価

最後の標的(1982年製作の映画)
3.8
ドロン&ドヌーヴ2大美男美女共演のアクションで、ジャン=パトリック・マンシェットの原作をドロン自らが脚本参加して映画化している。

組織に命を狙われる殺し屋ドロンと人妻ドヌーヴのメロアクションで、これがなかなか嬉しい出来であった。展開が速く、殺し屋ドロンはもちろん、人妻ドヌーヴも瞬時に人生の選択をして行動に移していくのでストレス無く大変気分がよろしい。ジャンル映画的な細部も豊か、後味も良く、この手の映画が好きな人には躊躇なく勧めることが出来る。フィリップ・レオタール、ステファーヌ・オードラン他、脇も充実している。
俳優の名前はわからないけれど、極左暴力集団の女テロリストと、(ヘンゼルとグレーテルに出てくる)地獄の料理人みたいな暗黒街の女、この二人の女優が強烈で印象に残った。
三隅炎雄

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