方眼

ヒズ・ガール・フライデーの方眼のレビュー・感想・評価

ヒズ・ガール・フライデー(1940年製作の映画)
4.1
1940年”His Girl Friday”。剛腕新聞記者ウォルターと敏腕記者ヒルディ、二人は元夫婦。編集部にヒルディ参上、できる女と移動カメラ。グラント真面目な顔でコメディ。二人タバコに火をつけてパカパカ吸う、まだ恋愛感情が残っている暗示。スーツホールに花をつける、プロポーズするぞのサイン。3人で何故かランチ、それぞれの計略は①死刑執行を止める②保険に入る。時計が盗られたり偽札だったり小切手隠したり。記者クラブ、男たちがポーカー。階段上がる女性を下から眺める。事件は黒人警官が撃たれたもの。ヒルディは監獄でインタビュー、ウィリアムズはタバコもらわない。ガールフレンド・モリーに責められて記者たちしょんぼり。ラルフ・ベラニーに似ている本人、すげー楽屋落ち。執行猶予と買収。膨大なセリフと輻輳する話。饒舌が過ぎて、もう意味を成さない。ドサクサに紛れて、欧州の戦争よりこの事件が大事とか言ってる。仕事と家庭の二律価値観は時代だが、自立した女性と一目置いてる男たち。自立する個人がある場所(本作では記者クラブ)に居合わせておこる集団ドラマがホークスの持ち味。4回映画化されてるこの話、ベン・ヘクトのプロットが強力だから。1931年版(ヒルディは男)、1940(ヒルディ女)、1974(ヒルディ男=ジャック・レモン)、1988(ヒルディ女)。
方眼

方眼