このレビューはネタバレを含みます
90年代だけどフィルム・ノワールで西部劇
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📍あらすじ
金と麻薬を巡って残虐な強盗殺人事件が起きた。逃亡する3人の犯人グループ。主犯格のレイ、その情婦のファンタジア、黒人のプルート。犯人が立ち寄るかもしれないスターシティでは、地元の警察署長デールが期待に胸を膨らませていた。
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際立っているのがデール(パクストン)のキャラクター。ここにやってきた都会のエリート捜査官2名が面食らうほどの陽キャで大物感を醸し出している。実はこの仕事で銃など抜いたこともないのに。徐々に炙り出される過去に引き込まれる。
都会と田舎の対比。
犯人3人と捜査官3人という対比がうまくできてる。
本当にフィルム・ノワールの時代ならグレン・フォードに演じて欲しいな🩶
田舎の気のいい警官が大手柄を夢見るというのは「グライド・イン・ブルー」(1973)のよう。
容赦ないバイオレンスとスターシティの長閑さ、犯人グループの内部争い、黒人問題と後味は悪いが見応えは十分。
ソートンソンの役はリチャード・ウィドマークとか合いそう!
畑に飛行機は「北北西に進路を取れ」(1959)みたい😳
犯罪者の逃亡劇という点では「暗黒街の弾痕」(1937)、「拳銃魔」(1949)なんか大好きだなぁと思い出したり🥺「俺たちに明日はない」(1967)、「ゲッタウェイ」(1972)よりはレトロな空気を感じた。
フィルム・ノワールに始まり西部劇で締めるような終わり方。うん、好みでした。
どうでもいいけどプルートはMCハマーに似てる気がした。そしてロスのエリート刑事役立たず😤
2025年No.76
2025年おうち鑑賞No.75
2月No.25