上海十月

ミルドレッド・ピアースの上海十月のレビュー・感想・評価

ミルドレッド・ピアース(1945年製作の映画)
4.2
マイケル・カーティスの映画は、「カサブランカ」「ホワイト・クリスマス」が有名で他の作品見たことないなというだけで鑑賞。しかし、最初は、痴話喧嘩映画化と思いきや女の一生と拝金主義を痛烈に批判した作品であった。ある意味アメリカ版「罪と罰」。「ラルジャン」より分かりやすい。45年製作で日本は、終戦の年。そんな時にすでに甘やかしすぎによる人格のゆがみとか、一卵性親子の事等が問題として出てきている。日本で出てくるには、70年代からだと思うだけにアメリカの豊かさを変な意味で実感する。ジョン・クロフォードは、ほんにキレイ!回想する形式を使ってミステリーのようにしているの職人な映画ですね。原作者は、「郵便配達はニ度ベルをならす」と同じなのでセンセーショナルな小説を書く人なんだと思う。HBOのリメイクも見てみたいですね。
上海十月

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