ユースケ

ハロウィン4 ブギーマン復活のユースケのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ハロウィンで盛り上がるイリノイ州ハドンフィールドを舞台に、不死身の殺人鬼ブギーマンことマイケル・マイヤーズと精神科医サム・ルーミス医師(ドナルド・プレザンス)の戦いを描いた元祖スプラッター映画【ブギーナイツ】シリーズ第4弾は、前々作から10年後、前々作のラストで仲良くガス爆発に巻き込まれ、死んだとしか思えなかったマイケルとルーミス医師でしたが、ちょっと火傷をしたくらいで何事もなかったかのように復活。マイケルは死んだ妹のローリー(ジェイミー・リー・カーティス)の代わりに姪のジェイミー(ダニエル・ハリス)を追い回すついでに人を殺しまくり、ルーミス医師はマイケルを追い回すついでに事を荒立てまくり、二人のサイコパスが街を絶望の渦に叩き込む一本。
ルーミス医師に焚き付けられた自警団気取りのホワイト・トラッシュが一般人をマイケルと勘違いして射殺するシーンは要チェックです。

とりあえず、眉間に親指をねじ込むシーンと喉を素手でえぐり取るシーン以外マイケルの殺害方法に工夫がないし、巨乳のケリー(キャスリーン・キンモント)はパンツ一丁で濡れ場を披露しながらも出すべきものを出さないし(義務を果たさない彼女はショットガンで壁に磔にされました。ざまあみろ。)、あまりみどころがない本作ですが、主観映像&ワンカットの長回しでジェイミーに母親を襲わせてマイケルが姉を殺す【ハロウィン】のオープニングを再現し、階段の上から見下ろすジェイミーと階段の下から見上げるルーミスの構図でマイケルとルーミスが対峙する【ハロウィン】のクライマックスを再現してマイケルの悪意がジェイミーに乗り移った事を表現したラストシーンにはシビれました。絶望して叫び声を上げるルーミス医師も素晴らしい。

ダニエル・ハリスがクロエ・グレース・モレッツ並みに萌え萌えでたまりませんでしたが、前作に引き続きオッパイはなし。これはスプラッター映画として由々しき問題です。