シルバー・グローブ／銀の惑星のLalkaのレビュー・感想・評価

銀色を基調として加工された色彩をバックに迫力のある演技が展開される。この演技と前半の幾らかの台詞が旧約聖書を思わせるところが強い。故に形而上学的というより旧約聖書感が漂う。

前半の構図はしっかり決めていての手持ちな臨場感溢れる映像のほうが好みです。後半は大掛かりになって空間的にも開けた印象。それでもカメラが揺れてはいるし動きの速さは感じられる。

映像表現と言語表現の違いというか、ナレーションで失われたフィルムの説明をしている部分のほうが本編より内容を理解しやすい。