アニメ視聴済み。原作未読。
劇場版第1弾と比べて格段に質が上がった。
友達が欲しい転校生の潤の心の隙に漬け込んだピエロの妖怪が生徒を洗脳していく。鵺野は倒すことのできない相手を前に立ち向かうといった内容。
作画が綺麗で、画角も一辺倒ではない、考えられたものになっている。特に鵺野の戦闘描写はぬるぬるさ、演出ともに綺麗でカッコいい。しっかりとパンツも見せる気概を感じられる。個人的推しキャラである美樹のおっぱいビンタなどコメディ感も失われていない。
対して物語は全体的に重苦しいシリアスな空気感の中で進行していく。残酷描写はかなりグロテスクに描かれており、鵺野は全身から血を滴らせながら流血する。まさに劇場版によるリアリティで、前作の「TVアニメ版の延長」感の拭えなかった退屈さから脱却している。
全体的に説明的で、それがシナリオをつまらなくしている事実は否めないが、作画と演出で全然『観れる』劇場版アニメに仕上がっている。どことなく『遊☆戯☆王』っぽい。