カットしすぎてわけわからんくなっている
総集編Iからだがシャーリーがギアスにかかるシーンがカットされているのでギアスキャンセラーの影響を受けてからの言動の意図がくみ取れなくなっている。死亡シーンまでなかったことにされているのでロロに対するヘイトと赦しの文脈も欠落している。オレンジがルルーシュに側に付くあたりもオールカットなのでオレンジの立ち位置がコロコロ変わることに対して疑問を抱くだろう。V.V.やC.C.の過去の説明もほとんどないので要領を得ない。
行政特区日本の設立から「血染めのユフィ」まではほとんどカットされることなく描かれている。本作の1番の見どころはやはりここだろう。だがスザクとユフィの仲が深まるシーンはカットされているのでテレビアニメ版ほどの悲哀は感じられない。
テレビアニメ版では謎を深めるためにルルーシュの視点で描かれることが多かったが、テレビアニメ版と『亡国のアキト』を経てブリタニア側の動きが明らかになったことからスザク(=ブリタニア)視点の新規カットが多く挿入されている。テレビアニメ版の既視聴者はここだけ見ればいいと思う。
冒頭でEDテーマを流しながらだらだらと長文であらすじを垂れ流しだしたときは"ヤバイ"なと思ったが新規カットと「血染めのユフィ」の力でギリ耐え。何度見ても「血染めのユフィ」は辛く苦しい。