ジョン・ウェインが主人公で監督がジョン・フォード。そして西部劇。テクニカラーだけど仄かにアーリーウェスタンの匂い。
この映画は、ジョン・フォード監督の『恵みの光』(1919)というサイレント映画のセルフリメイクなんだとか。『恵みの光』で主演したハリー・ケリーはジョン・フォード監督の盟友で、この映画の前年に他界しています。本作『三人の名付親』では、その息子ハリー・ケリーJrが出演しているから、冒頭のハリー・ケリーに捧ぐの意味が分かって良かった。
蓋を開けると…
なんだ。ただの銀行強盗か
ちょっぴりがっかりします
しかしまた随分と短絡的な…
あっという間に追われちゃいます。でもしょうがないよね。悪党だし。
追う者と追われる者、広野をひた走る馬が実に様になってる。ここら辺がジョン・フォードならでは。
悪魔のてのひらの上
吹きすさぶサンタナ
一切の容赦の無いアリゾナの砂漠
それはまるで巨大な蟻地獄みたいだ
無理だって
死んでしまうって
…
それにしても…
全然名付け親感が無い
本当に3ゴッドファーザーズなの?と思ってた矢先に唐突にやってくる名付け親感。
これこれこれこれ
やっぱこうでなくっちゃ
いきなり面白くなってきます
とても元気そうなミルドレット・ナトウィックがぜんぜん死にそうに見えなかったのでなんだか違和感すごかった…
やがて星に導かれ
三賢者は東方より来たりて
笑いながらグリース塗ったくったり祝福したりしながらも
ただひたすらに荒野をさ迷う
ちゃんとビールにありつけるの?
どうなの?
メエ・マーシュとジェーン・ダーウェルってジョン・フォード監督の映画によく出てくるイメージがあります。
そしてまさかのガイ・ギビー
『雨』とか『四十二番街』『一日だけの淑女』とか、いつも小悪党を演じてるだけに、このキャストには笑えました。
だけどちょっと待って
どういうこと!?
なんでそうなるの?
っていうラストの展開にはかなり驚きましたが、なんか全部うまく持ってった感がすごい。豪腕ジョン・フォード監督(ついていくのにやっと)
それにしても…
ママデュークwww