好きだったなぁ
〜2024/02/16追記〜
昔好きだった作品。信じられないことだが、当時これを観てからおよそ25年。そんなにも経ってから新作が出るとか信じられる?
私が観たのは大学生だった頃。VHSのビデオテープをレンタルして観てました。そう、観ていたハズなんだけど、細部を覚えていない。どうしても思い出せない。作品全体がホルマリン漬けされているような、気味の悪いドラマだったことだけは覚えている。
去年、新作が出たのは知ってました。観る前に見返すべきだと思ったんです。忘れてるから。ただね、あれをもう一度観るのかぁというのが心のハードルになっていて、なかなか手を付けられないでいたんですよ(長いし)。詳細は覚えていないけれど、アレを一気見するには相当な気力と体力が必要になるってことだけは、直感してたんです
なので観るのをずっと躊躇ってました
だが、いずれ観ねばなるまい
そう決心し
今に至ります
よって新作観るために観直します
辛くても観直す
頑張る
このキングダムという病院。もとは先住民の間で語り伝えられてきた秘密の力があったりする場所、呪われた禁忌のセマタリーならまあ話は分からんでもないんですが、漂白してたから何?という気持ちでいっぱいになります。でもここ呪われてるんでしたっけ?どうだっけ?
仕組みはよく分かりませんが、どうやら死者の王国の扉が開く模様
でも土の中から出てくる手が妙にキレイすぎて、この手、死者の手じゃないんじゃないの?ついさっき土に手を突っ込んだばかりの俳優さんの手なんじゃないの?という気持ちでいっぱいになります。
まあこの辺はしょうがないよね
監督が監督だけに
変態監督の名を欲しいままにしている
ラース・フォン・トリアー監督なので
この監督、各エピソードの最後に毎回出てきてコメントするのですが、それがとにかく実に楽しそうなんです。活き活きしてる。ホント、楽しくてしょうがないんだろうなあ‥‥
そして最後に「フォースとともにあらんことを」的な感じで締めくくるのですが、当たり前のことしか言ってない上に、あの指をクイってやるの、真似できなくてなんか腹立つ(おっと失礼)
キンダンッ♪
キンダンッ♪
なにこのオープニングかっこいい
なかなかやるなフォン・トリアー
そう
キングダムの朝は早い
物語は朝の圧迫ミーティングから始まります
(この人ほんと救いようが無いよね)
なんだかホルマリン臭い登場人物たち。ほんと、きな臭い人しか出てこない。
この世のあらゆる偏見という偏見をかき集めて泥でこねくり回して人の形にしたらなんか歩き出したみたいな感じの主任医師、ヘルマー
なぜかそれをつけ狙うハイチ好きのガンマン
どう見てもERのグリーン先生にしか見えない、クロウスホイ
見れば見るほどミスター・スポックに見えてくる、ボンド先生
こういう人が救急車を用もなく呼んだりするんだろうなあ、ドルッセ夫人
そしてドラ息子、厚切りジェイソン
みんな一癖も二癖もある曲者ぞろい。別々に行動していた彼らが、行き交いすれ違いながらも、やがて行動を共にするようになってくる第三話あたりから急に面白おかしくなってくる。
ホラーというほど怖くはない
せいぜい音で怖がらせてくるレベル
真夜中の視察はやめといた方がいい
というコメディ
そして第四話のラストの笑撃
すごいなぁやっぱり
楽しい♪