三人の名付親の作品情報・感想・評価・動画配信

「三人の名付親」に投稿された感想・評価

「俺たちは偶然にここに来たわけじゃない」

ジョン・フォード監督×ジョン・ウェイン主演の正調西部劇を待ち構えていたら、とんでもない変化球が来た。びっくりして腰を抜かした。

No.1ウェスタンヒーローの母性溢れる姿を見ることができます。
そんなもん見たい人いたんか?
興行だから、お客さんが喜べば何でもアリだったんだろうな。

「赤ん坊のパパは疲れきっているらしい」
古さを感じさせないストーリーの面白さ。
西部劇の中でも名作に数えられると思います。
こじ

こじの感想・評価

4.0
優しさに溢れた映画。

西部劇の要素に加え

コメディ要素もたっぷり。
ざべす

ざべすの感想・評価

4.8
変則ウエスタン。

ワルが仲間と赤ちゃんは大切にするという、けっこう使い古された定番のギャップ。
…なのに私まだまだ効きまくりますグハッ

優しさの描写や演出が優れているからというのもあるかもしれない。
歌声が低く優しく響き渡るシーンや
サンサンと照りつける荒野で、仲間や赤ちゃんのために帽子で影を作ってあげたり
セリフもない何気ない隅っこの画面でやってることに温かみを感じる。

苦しい中で誰も見捨てようとせず突き進むのも熱い…っ!

悪いやつらが優しい一面を見せ、ご都合主義に大円団で終わっても良いという方には大大大大オススメです!!
ぎぎぎ

ぎぎぎの感想・評価

3.0
砂漠と人物3人だけの画面の構成要素で一体何千通りの完璧なショットが生み出せるのやら。裁判の距離近!と思ったらバーカウンターでやってた。まあ正直冒頭の強盗〜逃走が1番良いけど。
【古き善き西部劇に捧ぐ一本】

旅の途中、仲間が一人欠け、二人欠け……と本来なら『ポセイドン・アドベンチャー』のようなシビアなドラマになりそうなところ、ジョン・フォード特有のユーモアによって温もりのある愛すべき一品となっている。

早い話、この映画には本当の悪人が登場しない。銀行強盗をはたらいたジョン・ウェイン、ハリー・ケリー・Jr.、ペドロ・アルメンダリスの三人も。彼らを追いかけるワード・ボンドの保安官も。しいて悪人をあげるとすれば画面に一度も登場しなかった赤ん坊の父親だけだろうか。

だから嫌な感じを受けないのかもしれない。

色々と感動的な場面はあるが、ミルドレッド・ナトウィックが産まれたばかりの愛児を遺して召される場面が素晴らしい。

ナトウィックの名演もさることながら、その後ウェインらが亡骸を葬る背景に、ひときわ輝く星の美しさと低音で響くケリーの歌声に心を奪われた。

あと芸が細かいと思ったシーンがある。

ウェインが赤ん坊の体にグリースを塗りたくる場面で直射日光が当たらないようにケリーが帽子で影を作るのだが、後半でとうとう力尽きたケリーに対し今度はウェインが帽子をかざすのである。

初見では気づかなかったけど、描写の一つ一つがよく練られている。

シンプルなストーリーなので見落としがちだが、二度三度と見返すと意外と伏線の多さに驚かされる。

再び最初から観なおすと、冒頭、水場で主人公たちが水を補給しているシーンがなんとも感慨深い。

さて冒頭、サイレント期の西部劇スターで、本作公開の前年に亡くなったハリー・ケリーに捧ぐとクレジットされる。

ハリー・ケリーは本作のオリジナルである1916年版と1919年版(こちらはフォードが監督)に出演していて、本作では息子のハリー・ケリー・Jr.を準主役で起用しているなど、フォード監督のケリーに対する並々ならぬ尊敬の念が感じられる。

■映画 DATA==========================
監督:ジョン・フォード
脚本:ローレンス・ストーリングス/フランク・S・ニュージェント
製作:ジョン・フォード/メリアン・C・クーパー
音楽:リチャード・ハーゲマン
撮影:ウィントン・C・ホーク
公開:1948年12月1日(米)/1953年5月20日(日)

このレビューはネタバレを含みます

クリスマスの時期、銀行強盗犯の三人組が逃亡中に瀕死の母親の出産を手伝い生まれた赤ちゃんを託され名付け親になる話。
西部劇だけど銃撃戦も殴り合いもほとんどない異色な作品。荒くれ者のおっさん三人が赤ちゃんに対して終始デレデレなのがかわいい。このおっさん三人がやたらと責任感が強く自分よりも赤ちゃんや仲間を大切にする立派な人間なんだよな…なんだけど…銀行強盗犯…なんでや…。舞台がクリスマスで聖書がキーアイテムになっていたり話の根底にキリスト教があるので赤ちゃんをきっかけに贖罪の旅に出るというのがテーマなんだろうけど、流石にいきなり変わりすぎだろ。ラストシーンなんてハートウォーミングほっこりほのぼのハッピーエンドみたいになってるけどいやいやいや元は銀行強盗犯ですよ!まぁ罪を許してやるのは大事だよねうん…。そういう部分は少し気になるけどそこに目をつぶりさえすれば決して悪い話ではなく、最後まで楽しく観ることができた。何度もアレンジされて作品化していることからもわかるようにこの設定自体がいいよなぁ。
銀行強盗という凶悪犯が、逃げ回っているときに赤ちゃんと出会い、赤ちゃんを守りながら逃亡するΣ(´∀`;)。こういう凄い企画を思いつくのは、西部劇の神様といわれるジョン・フォードと盟友のジョン・ウェインのコンビでなけりゃ成立しないんじゃないのかな。ラストのあの爽やかさももはや十八番となっている感じです。とはいっても途中のお水がない中でのむさ苦しい雰囲気とかは流石、西部劇に精通しているからこそ出せる雰囲気だと思った。赤ちゃんも、いい演技していましたよ(^◇^)(・@・)
monaminami

monaminamiの感想・評価

4.7
赤さんの抱っこ、世界一似合わなそうな漢ジョン・ウェインが、聖書に擬え東方の三博人になり"ニュー"エルサレムを目指すという出来過ぎなのに楽しい一本!好きクリスマス映画(真夏だけど)
ペドロのキャラ濃いのと、初っ端の警部との出会いエピソードまで巧い。東京ゴッドファーザーズの元ネタなんだそうで見直したいな。
otom

otomの感想・評価

4.7
『東京ゴッドファーザーズ』の元ネタとの事で。銀行襲撃からの逃亡からどこで赤ん坊が出てくるかと思ったら結構唐突で強引だった。ちゃんと東方より来たる三人の逃亡から赤児の命を守る旅に切り替わってからはあたふたして面白くなる。名前は正確にとか「赤ん坊の前でスペイン語を喋るな」など水なしの過酷な状況でほっこりさせつつ、聖書に導かれながらの各々の劇的な変化と犠牲が熱い。ジョン・ウェインはひたすら徒歩でも魅せてくるな。行って別人になって戻ってくる砂漠のクリスマスの末に適当裁判で気持ち良く終わって尚良し。
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