カワウソ

三人の名付親のカワウソのレビュー・感想・評価

三人の名付親(1948年製作の映画)
3.5
初見です。
帰省中、父に何か面白い映画ない?と聞いたら本作DVDが出てきたので一緒に観ました。

赤ちゃんの場の支配力って凄いなと、改めて思いました。
赤ちゃんを物語の中心に置く事で、大人の行動をコントロールし、延いてはそのシーンの明るさまで調整しているように感じました。
またいるだけで、増してはその命がかかっているとなると物語の推進力は落ちませんし、目的を達成した主人公は犯罪者スタートだったとしても評価がひっくり返る根拠として十分です。
赤ちゃんと言う存在に対して思いやる気持ちは、時代も人種も超えた普遍的なもので、そこに対する共感によって映画に引き込まれるのだと思いました。
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